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EDMの元祖?Howard Jones

80年代数多くのヒットを放った、イギリス出身のHoward Jonesが
ビルボードライヴでのショウのために5年振りに来日しました。

彼の音楽は、エレクトリック・ポップ!当時はシンセ・ポップなどと呼ばれていたかもしれませんが、
OMDやクラフトワーク、Tears For Fears、チャイナ・クライシスなどといった、80年代の電子音を駆使したサウンドの
中にあって、ポップ性に優れ、メロディーメイカーとして、コマーシャルな成功を収めた一人です。

さらに、彼の本意ではなかったかもしれないのですが、アイドル的人気が凄かったのです。
Nik Kershawもそうでしたが、フュージョン系の音楽畑から出てきたアーティストで、
どちらかというと、コアな音楽を作っていたアーティストだったのが、
ヒット・チャートにいきなりバーンと入ってきて、そこからは女性ファンの黄色い歓声を浴びるスターと
化したのです。

「New Song」「What is Love?」「Things Can Only Get Better」「Like To Get To Know You Well」など
ヒット曲オンパレードの中に、昨年12月にリリースになった新作「Engage」からのナンバーを加えた構成。
新作では、より実験的なサウンド制作を試み、今のEDMと呼ばれるエレクトリック・ダンス・ミュージックの
元祖であることを打ち出すような、ポップ性から少し離れたHoward Jonesの作品を作りました。

Howardにとっては音楽と映像とのコラボであり、ライヴでいかに楽しめるかをサウンドにしたとのことでした。
最近のEDMのアーティストたちからも声をかけられることが多いと語っていたし、好きなDJも何人かいて、
交流があるようです。

彼はDJ、プログラマーではないけれど、今回のステージではかなりアレンジが施されていて、
それが往年のヒット曲の良さをさらに引き出している音として表現されていました。
インタビューの時に、「EverlastingLove」が大好きなのだけど、と伝えると、
この曲は、元アダム&ジ・アンツのドラマー、クリス・ヒューズのプロデュースだけど、
もともとは違うプロデューサーで作っていたのが納得がいかず、レーベルの推薦でクリスとやった、と
教えてくれました。クリスはTears For Fearsのプロデューサーとして成功していて、かなりの売れっ子でした。
ものすごく細かい人で、細部まで再構築していったとのことでした。
その結果、私たちが耳にしている「EverlastingLove」が生まれたのです。
もちろん、ライヴでも披露してくれました。

80年代からトップスターになっても、チャラチャラとしたところは見たことがなく、
どこか職人気質で、音楽に真摯に向き合って、作り続けている人がHoward Jones。
彼自身,80年代の作品で思入れ深いのは「HideAnd Seek」だそうです。
Live Aidでも演奏し、未来に向けたメッセージが込められている曲だからとのことです。

Nik Kershawはしばらく音楽から離れていた時期があったと言ってましたが、
Howardは、コンスタントに音楽を作り続け、今も年間100回のステージもこなしています。

シンプルだけど、音楽がもっている背景がはっきりと見る人、聴く人それぞれに存在するのが
80年代の楽曲!
ビルボードライヴ東京のステージでも、私の中にはっきりとHoward Jonesの楽曲が
当時の自分が過ごしてきた日々とオーバーラップし、楽しい時間となりました。。

Howard Jones

旅ブロガーになって自由に生きる方法
http://aff.celebritytrip.club/lp/6041/588907/



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今泉圭姫子

Author:今泉圭姫子
ラジオDJ、音楽評論家、音楽プロデューサーとして、洋楽を紹介してきた。
また洋楽だけでなく、K−Pop紹介歴も17年になる。

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